肥満でガンになるリスクがある

肥満には様々な病気のリスクが潜んでいます。
若いころには代謝が高いのですが、加齢とともに筋肉が衰え、骨密度が低くなり、身体を支える力が弱くなります。
肥満は、関節や筋肉に大きな負担を掛けます。
肥満により、足への負担が大きくなり、関節痛や下肢静脈瘤などにもなる危険性が潜んでいます。
また、血糖値上昇から糖尿病や脂質異常症、脂肪肝、血栓症、心筋梗塞、動脈瘤など様々な病気の元となります。
近年では、大腸ガンが日本人の死亡原因として増えてきました。
とくに、男性に比べて女性のガン患者が増え、中高年以降、大腸がん、子宮癌、乳がんなどのリスクが高まると言われています。
女性が肥満となる原因に、食の欧米化などが大きく寄与しており、また、出産の高年齢化等も関係していると言われています。
ガンは、遺伝子の異常による生成メカニズムで、正常な遺伝子が変異することで病巣として成長し、正常細胞は代謝するのに反して、ガン細胞は無尽蔵に成長し続け、自覚症状が出るころには進行しているケースが多いです。
ただ、ガンは元々親から受け継いだ遺伝し情報により、発症する懸念があり、遺伝性の可能性が高いと言われています。
そのことから、避けることのできないがんもあるでしょう。
しかし、ガンを攻撃する治療や薬が多く開発されるようになり、食生活の改善でもある程度ガンを抑えることが可能となってきました。
ガンのリスクを少しでも少なくするために、動物性脂肪を少なく、高たんぱくで低脂肪、緑黄色野菜を多く摂り、消化吸収を高めるためによく噛んで食事を摂ることに心掛けると良いでしょう。
肥満を防ぐために、間食を控え、軽い有酸素運動を生活に取りいれると良いでしょう。

肥満によって体脂肪はなぜ増える?

肥満とは体脂肪が必要以上に増えた状態を指します。人間の身体は大きく分けて、水分と筋肉と体脂肪からできています。体脂肪はエネルギーを貯蔵したり、内臓を保護するなど、生命活動に欠かせない重要な役割を行っています。
体脂肪は年齢とともに増える傾向にあります。なぜなら、人間の基礎代謝量、すなわち心臓の拍動や呼吸など生命を維持するための活動に最低限必要になる消費エネルギーは、年齢とともに減少していくからです。
基礎代謝量で最も大きな割合を占めているのは筋肉で、年齢を重ねるとともに減っていきますが、逆に運動しない人は増えていくため、多くの人の筋肉量は減少してしまいます。なのに若い時と同じような食生活を送っていると、慢性的な食べ過ぎや飲み過ぎの状態でカロリー過多に陥り、それが体脂肪となって蓄積されていきます。
また、食事を抜くなど不規則な食生活を送っていると、身体が危険信号を察知し、食事から得たエネルギーを脂肪分として蓄えようとしますが、これも体脂肪が増えてしまう原因です。
肥満ではないように見える人や、若い時と比べて体重が変化していない人でも、実は筋肉量が落ち、代わりに体脂肪が増えているので、見かけの体重は変わっていないだけというケースがよくあります。
体脂肪には、皮膚の下に蓄積される皮下脂肪と、内臓の周囲に付く内臓脂肪の2種類がありますが、より警戒しなければならないのは、内臓脂肪です。生活習慣病に悪影響を及ぼすからです。内臓脂肪は代謝が盛んで、血中の脂質濃度を高める要因になります。また、すい臓から分泌されるインスリンの働きも鈍らせるうえに、脂肪細胞からは血圧を上昇される物質が分泌されます。これらが進むと、高血圧や糖尿病、脂質異常症、さらにはこれらが重なってメタボリックシンドロームなどを招きやすくなります。内臓脂肪型の肥満はさまざまな生活習慣病の原因となるので、注意が必要です。

肥満の基準値

肥満の基準値についは、いくつかの測定方法と具体的な数値があるので、総合的に参考にするといいでしょう。
まず、厚生労働省が基準値として示している年齢別、男女別の「身長別体重基準値」を言うものがあります。ネットで確認できますが、これは各男女別の身長別平均体重を示したものですので、平均から見た肥満具合は分かりますが、健康維持面での見方とは少し異なるものと言えそうです。
肥満の測定方法としての計算式はいくつかありますが、
標準体重(㎏)={身長(cm)ー100}x0.9というものが昔から良く知られています。でも、この計算式は、単純なのでおよその目安を見るにはいいのですが、背の高い人には適用が適切かという議論もあり、平均身長が伸びている現代では考えものと言われています。
むしろ、適正体重の測定法として知られている
適正体重(㎏)=身長(m単位で下二ケタまで)x身長(m単位で下二ケタまで)x22の方がよさそうです。掛ける22というのは、もっとも病気になりにくい数値と言われています。
170cmの人であれば、1.70×1.70×22≒63.6 で63.6㎏が適正体重と言うわけです。
もう一つ、BMI体格指数と言うのがあります。
体格指数BMI=体重(㎏)÷身長(m単位で下二ケタ)÷身長(m単位で下二ケタ)という計算式です。先ほどの170cmの人で、体重が65㎏であれば、65÷1.70÷1.70≒22.5となります。
この数値が、18.5以下は「やせ」、25以上が「肥満」で、その間が標準という判定になります。
体脂肪率で判定する方法もあります。男性であれば25%以上、女性であれば30%以上が肥満とされています。体重の多さではなく体内の脂肪の多さで判定するものですので、生活習慣病予防などには重要な測定方法です。
さらにウエスト周りでの基準値もあります。男性は85cm、女性が90cm以上は、肥満と判定します。